お部屋探しは、生活を変える大切な一歩です。
しかし、多くの人が賃貸物件選びに戸惑います。
どのようにお部屋探しを進めればいいのか、悩む方も多いでしょう。
この記事では、賃貸物件探しのコツを分かりやすくご紹介します。
お部屋探しのコツ①タイミング
賃貸物件探しのタイミングは、年間を通して変化します。
一般的に、引越しが最も多いのは1～3月で、この時期は物件のニーズも高まります。
そのため、この繁忙期を避けることで、より希望に合った物件を見つけるチャンスが増えるのです。
1月から3月は、新生活に向けた物件探しが活発になります。
この時期は物件の選択肢が豊富ですが、家賃や条件の交渉が難しくなる傾向があります。
2月は、3月入居を希望する人の申し込みが増えるため、物件探しには迅速な行動が必要です。
3月になると、多くの物件が既に契約されているため、空き物件の数は減りますが、引っ越しを考えている人が多いため不動産会社は依然忙しい時期となります。
4月から5月にかけては、新生活の需要が落ち着き、物件を落ち着いて探せる時期になります。
この時期は市場に出回る物件の数が減りますが、新築物件やカップル・ファミリータイプの物件の供給が増えるため、特に新婚夫婦やファミリーに適した時期です。
6月から8月は、引越し需要が下がるため、家賃交渉がしやすくなる時期です。
特に7月と8月は、猛暑の影響で引越し需要がさらに減少し、家賃や初期費用の割引キャンペーンが実施されることもあります。
9月から10月は、転勤や転職による引越しが増えるため、この時期に物件を探す人が増えます。
特に会社名義で契約する法人契約が多い時期です。
11月から12月は、1月からの繁忙期に向けて新しい物件情報が増え、寒い時期に引越しをする人が少ないため、じっくりと物件を選べる時期です。
進学や就職で上京する人は、この年末から物件探しを始めるのが良いでしょう。
お部屋探しのコツ②事前準備
お部屋探しの事前準備では家賃や初期費用、希望条件の設定が重要です。
家賃は収入の3分の1以下が目安となっており、初期費用は家賃の4.5～5ヶ月分が相場です。
家賃が高いと初期費用も高くなるため、予算に合った家賃設定が重要になります。
住みたいエリアの選定も大切です。
通勤・通学の便利さを基準に考えるとよく、片道30分以内のエリアを選ぶと自分の時間も確保しやすくなります。
間取りは一人暮らしにはワンルームや1Kがおすすめです。
広さは専有面積で判断し、18～22㎡が一人暮らしに適しています。
ソファーなど大型家具を置く場合は25㎡以上を目指しましょう。
これらの事前準備をしっかりと行うことで、お部屋探しをスムーズに進めることができます。
お部屋探しのコツ③内見
部屋探しの重要なステップとして、内見は欠かせません。
内見では、居室、玄関周辺、水回り、窓やベランダ、共有部分、周辺環境などを確認することが大切です。
細かな点を見落とさないために、内見時のチェックリストを用意すると良いでしょう。
内見の際に確認するべき具体的なポイントは以下の通りです。
●居室の広さや形：家具を配置できるか、想像していた広さと同じか、形がいびつでないか
●防音性：壁が十分厚く、隣人や共用部の音が響かないか
●スマホの電波状況：部屋の各所で電波の入り具合
●コンセントの位置：コンセントの位置が適切で必要な数があるか
●クローゼット：収納スペースの広さ、扉の開閉のスムーズさ、汚れ
内見の予約時は、事前に希望条件を不動産会社と擦り合わせ、比較のために2〜3件の物件を見ると良いでしょう。
内見当日には、スマートフォン、図面、メジャー、家具の寸法のメモ、スリッパ、ビー玉などを持参すると役立ちます。
また、内見の適切な時間帯は、重視するポイントによって変わります。
例えば、日当たりを重視する場合は昼間、夜の静かさを重視する場合は夕方から夜に行うと良いでしょう。
内見は件数よりも質を重視し、細かい部分の確認ができるように時間的な余裕を持って行うことが重要です。
まとめ
この記事を通じて、タイミングの選び方から、事前準備の重要性、内見時のチェックポイントに至るまで、お部屋探しの重要なポイントをご紹介しました。
賃貸物件を探す際には、これらのポイントを念頭に置くことで、希望に合った物件を見つけやすくなります。
次に部屋探しをするときは、ぜひこの記事の内容を参考にしてください。
